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なぜ、信じても苦しみが続くのか?2 すでに/いまだの救い
信仰者は「二つの世界」を生きている
前回(第1回)で学んだように、「上にあるものを思う」とは、努力して天を目指すことではなく、
外からサタンと罪の誘惑、うちにある罪の性質から神の完全な支配へと逃げ込み、とどまる信仰の姿でした。
しかし、その「上にとどまる」信仰生活には、
① 永遠の救いがすでに完成している現実と、
② 今も未完成の中を栄光に向かい生きている現実
① と②とのあいだに、ひとつの緊張があります。
それはすでに救いが完成していながら、
いまだその完成を待っている
と言う信仰者の生き方です。
それが、「すでに」と「いまだ」の間を生きるという現実です。
私たちは「すでに永遠に救われた」けれど、
「いまだ時の流れの中で完成へ進んで行く」。
この二つの現実が信仰の中で常に交差しています。


新しく生まれる、救い
1. 救いとは何か?
多くの人は「救い」を「死んだあとに天国に行けること」と考えます。
しかし聖書の救いは、もっと、もっと大きいです。永遠の時の始まる前から、永遠の未来までを貫く神の憐れみと恵みのご計画です。救いとは神の意思により、ある人々を選び、永遠の滅びから救い出すことです。
エペソ1:4-5
「神は世界の基が置かれる前から、私たちをキリストにあって選び…愛をもって御子により子にしようとあらかじめ定められました。」
そして救いは今、現在、生きている中で現実に起こります。その救いのすべては神の憐れみといつくしみによる、神があなたに送られた贈り物です。
•あなたを罪の奴隷状態から解放する(ローマ6:18)。
•神との新しい関係に生きる(Ⅱコリント5:17)。
•神の子として造り変えられる(エペソ2:10)。
「しかし、あなたの救いは、永遠の時の始まる前に、キリストにあって、神によってキリストに結び合わされ、そして神が人々を選びました。それは永遠の選びです。そして私たち時の中で神が実際にあなたをキリストに結合させます。


広さ、長さ、高さ、深さ
パウロは、エペソの信徒たちのためにこう祈りました。
「どうか、私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、
あなたがたに知恵と啓示の御霊を与えて、神を知ることができるようにし、
心の目をはっきり見えるようにしてくださいますように。」
(エペソ1:17–18)
この「知る」とは、ただ情報を得ることではありません。
それは、心の目が開かれ、神の救いのご計画を全体として御霊により啓示され悟ると言うことです。
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