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ゴールデンドット

​こどもバイブルスタディについて

​私はあなたのうちにある、偽りのない信仰を思い出しています。その信仰は、最初はあなたの祖母ロイスと母ユニケのうちに宿ったもので、それがあなたのうちにも宿っていると私は確信しています。(Ⅱテモテ1:5)

1. 聖書的根拠
・テモテは祖母ロイスと母エウニケから幼い頃より信仰を受け継ぎました(Ⅱテモテ1:5、3:15)。

・信仰はまず家庭の中で、母から子へと伝えられるべきものであることが強調されています。

2. 目的
・母親が子供に直接、聖書の真理と信仰を分かち合う場とする。
・母と子が一緒に御言葉を学び、祈り、日常の中で福音を実践する力を養う。
・子供の信仰が「母の信仰の模倣」ではなく、「自分の信仰」として芽生え、育まれることを助ける。

3. 特色
・家庭の延長としての小さな共同体。
・子供の心に届くわかりやすい聖書教育。
・母親自身が信仰を整えつつ、次世代に御言葉を受け渡す責任を実践する。

つまり、「子どもバイブルスタディ」は テモテが母と祖母から信仰を受け継いだように、母から子へと信仰を受け渡すための母自身の信仰の吟味場であり、子の育成の場 であり、教会の働きの補助ではありません。

聖書に耳を傾ける男の子
聖書に耳を傾ける女の子
ゴールデンドット
"聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯一である。
あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
私が今日あなたに命じるこれらのことばを心にとどめなさい。
これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家で座っているときも道を歩くときも、寝るときも起きるときも、これを彼らに語りなさい。"
(申命記 6章4~7節)
 

1. 神中心の命令

「心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、主を愛しなさい」
• これは人間に「頑張ればできる」という律法主義的要求ではありません。
• 律法の第一の役割は 神の聖さと人間の不可能さを示す ことです。
律法は人をキリストに導く養育係。
• したがって、この命令はまず、神がいかなるお方かを表し、「ただ主だけが礼拝に値する」と教えます。

中心は「私がどれほど愛せるか」ではない!あなたには無理!
神こそ全存在を尽くして愛すべき唯一の方だ、という神中心の告白です。

2. 神のことばを心にとどめる

「私が今日あなたに命じるこれらのことばを心にとどめなさい」
• 「御言葉を心にとどめる」とは単なる暗記や知的学習ではなく、神の真理をみことばを通して心の中心に据えることです。
• 信仰は聖霊の働きによって心に刻まれ、そこから全生活に流れ出します。
• 人間中心の「覚えたか、説明できるか」ではなく、御霊が心を新しくし、御言葉を愛させるという神の主権の働きが前提です。

3. 子どもへの伝達

「これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい」
• スプロールは、家庭を「第一の神学校」と呼びました。親の責務は、子を神に向けて導くことです。
• ここで強調されるのは、子供の「理解度」や「答えの正確さ」ではなく、日常の中で神の言葉の中心を繰り返し聞かせること。知識や行いではない。
• 「家に座るときも、道を歩くときも、寝るときも起きるときも」――これはその人の生活全体が礼拝であり、神が中心にある生活を築くことを意味します。

親が「理解させる」主体ではなく、御言葉を「語り続ける」器、すなわち真の信仰者であり、信仰を芽生えさせるのは神ご自身。


まとめ
•律法の要求:「主を全存在で愛せよ」
 → 私たちの無力を示し、神の恵みを求めさせる。
• 御言葉の力:心に刻むのは人間の努力ではなく、聖霊の働き。
• 家庭教育の目的:母や親は子に「理解させる」のではなく、日常で御言葉を語り続ける器、真の信仰者である。義人は信仰によって生きる。
偽者は本物の信仰を伝えることなどできない。
• 福音の完成:この命令を完全に成就されたのはただ一人キリストであり、子供たちに指し示すべきは「キリストが律法を全うした」という福音。

このみことばは、「母が子に信仰を植え付ける責任」ではなく「神が子を導かれる手段として母を用いられる」という神中心の枠組みにある。

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