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「ゆるすって、どういうこと?」――イエスさまとつながる者としての歩み

  • thewordforyoujapan
  • 5月4日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月11日

【はじめに】

みなさん、「ゆるす」って難しいと思ったことはありますか?

友だちにひどいことをされたとき、「ぜったいにゆるせない!」と思ったことがあるかもしれません。でも、聖書はこう言っています。

「神さまがあなたをゆるしてくださったように、あなたも人をゆるしなさい」(エペソ4:32)

今日は、「ゆるすこと」について、イエスさまを信じるわたしたちにとってどれだけ大切かをいっしょに学んでみましょう。


【1. 神さまが先にわたしたちをゆるしてくださった】

いちばん大切なのは、神さまが、何の資格もないわたしたちを、イエスさまの十字架によって先にゆるしてくださったということです。

わたしたちは神さまの言うことを聞かず、うそをついたり、人をにくんだり、自分勝手に生きてきました。でも、神さまはそんなわたしたちを、イエスさまの十字架の死と復活によってゆるしてくださったのです。

これが「福音」です。

福音とは、「わたしがよい人だったからではなく、神さまが一方的に愛してくださった」という知らせです。


【2. ゆるすことは、福音を信じているあかし】

RCスプロール先生はこう言いました。

「神さまの赦しをほんとうに知っている人は、ゆるす人に変えられていく。」

イエスさまのゆるしを信じているなら、その人の心も少しずつ変えられて、ゆるす心があらわれていきます。これは、「よい人になろう」とがんばることではなく、聖霊がくださる力によって起こることです。


【3. ゆるせないままでいるときの危険】

でも、「あの人だけはゆるせない!」と何年も思い続けていたらどうでしょうか?

イエスさまはこう言いました。

「人の罪をゆるさないなら、天の父もあなたをゆるしてくださらない」(マタイ6:15)

これはとても大事な警告です。

「ゆるさない心」は、神さまのゆるしをほんとうにはわかっていないことのあらわれかもしれないよ、と教えてくれているのです。


【4. ゆるせない人との出会いも、神さまのご計画】

「どうしてもあの人だけはゆるせない」と思うことがあるかもしれません。でも、その人があなたの人生に現れたのは、偶然ではありません。

聖書は、神さまがすべてを支配しておられると教えています。つまり、あなたの人生に起こるすべてのことは、神さまのご計画(摂理)の中にあるのです。だから、「ゆるせない」と感じるその人との出会いも、神さまがあなたに与えた試練なのです。この試練を通して、神さまはあなたの信仰を成長させ、御霊の実を結ばせようとしておられます。これは、神さまがあなたを愛しておられるからこそ与えられた、特別な訓練なのです。


【5. わたしたちはキリストの枝 ヨハネ15章】

イエスさまは、ヨハネ15章でこう言いました。

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝です。」

イエスさまは木の幹(みき)、わたしたちはそこにつながる枝。

枝は幹から栄養をもらって、**実(=ゆるしや愛)を結びます。

「イエスさまとつながっている」と言いながら、全く実を結ばない枝は、おかしいのです。

本当の枝は、かならず少しずつ実をつけていくからです。


【6. 「キリストとつながってる」と言いながら、ゆるせない?】

「わたしはイエスさまとつながっている」と言っている人が、何年もゆるせないでいるなら―それは、まるでぶどうの枝が枯れて、実を結ばないままになっているようなものです。

RCスプロール先生も言いました。

「キリストと結びついているなら、赦しは実を結ぶはずだ。」

だから、ゆるさないままでいるとき、それは「ほんとうにイエスさまとつながっているのか」がためされているのです。


【7. ゆるすって、どうやるの?】

ゆるすことは、自分の力だけではできません。だから、まずこう祈ってください。

「神さま、ゆるせないわたしの心を変えてください」

そして、神さまの助けを求めながら、一歩をふみ出してみましょう。電話でも、LINEでも、手紙でも、あるいは静かに「ごめんね」と言うだけでもいいんです。

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