人間ってどういうふうに出来てるの?
- thewordforyoujapan
- 4月20日
- 読了時間: 3分
更新日:6月14日
2025年4月15日 みことばをあなたに
【はじめに】
みんなは、自分のことを考えるとき、どんなふうに分けて考えるかな?
「わたしの体」「わたしの気もち」「わたしの考え」…そういうのあるよね。
ある人たちは、「人間は、3つの部分でできている!」って言うんだ。
それは、
• 「霊(れい)」=神さまとつながるところ
• 「魂(たましい)」=気もちや考え
• 「体(からだ)」=目や手や足のような物の部分
でも、ほんとうに聖書はそう言ってるのかな?
きょうは、そのことを、いっしょに見ていこう!
【1. 聖書が言う“人のつくり”は?】
ある人は、こう言います。
「霊はすごく大事。魂や体より上なんだよ」
「霊で神さまと話せるけど、魂はまちがえるからダメなんだ」
でも、聖書はそう言ってないよ。
聖書に出てくる「霊」と「魂」は、ときどきちがう言い方だけど、同じように大事なんだ。
たとえば「心をつくして神さまを愛しなさい」って言うとき、
• 心=気もち
• 思い=考え
• 力=体の力
ぜんぶいっしょにして「人まるごとで愛しなさい」ってことなんだ。
【2. ヘブル4:12 ― 霊と魂って、切りはなせる?】
ヘブル4:12っていう聖書のことばにはこう書いてあるよ:
「神のことばは生きていて力があり、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでにさし通し…」
これは、「霊と魂をほんとうに分ける」って意味じゃないよ。
たとえば…
• 「関節と骨髄(こつずい)」…これは体の中でとっても近くて、見分けにくい部分。
• 「霊と魂」…これも、ものすごく近くて、ふつうには見分けられないもの。
神さまのことばは、それくらい深くて、心の中までわかってしまうっていう、たとえ話なんだ。
だから、「霊と魂はまったくちがうものです!」って教えるのは、聖書のつかい方のまちがいなんだ。
【3. 「3つの部分」はどんな危険があるの?】
この「人間は霊・魂・体の3つです!」っていう考えは、いろんなこわいまちがいを生むことがあるよ。
(1) まちがったグループ分け
• 「あの人は“霊的”だからすごい!」
• 「この人は“魂的”だからまだまだ」
こんなふうに、人をくらべて上下をつけちゃう。
でも神さまは、すべてのクリスチャンに同じように聖霊(せいれい)をあたえてくださるんだよ!(ローマ8:9)
(2) 「神さまは霊で話すから、感じるのが大事」?
こういう人もいる:
「神さまがわたしの霊に話しかけてくれた!聖書は関係ない!」
でもこれはキケン!
神さまは、聖書のことばで、はっきりと語ってくださるんだよ。
「なんとなく感じた」だけでは、ほんとうのことはわからないよね?
(3) 「体や魂はダメで、霊だけがすごい」?
これは、**グノーシス主義(ぐのーしすしゅぎ)**っていうむかしのまちがいと似てるよ。
「体は悪い。霊こそすべて」
でも、神さまは、体も魂もぜんぶ大切にしておられる!
【4. ほんとうの聖書の教え】
聖書はこう教えてるよ:
• 人間は、「魂と体」からできている。
• 魂には、気もちも考えも心もある。
• 神さまは、人まるごとを愛してくださって、まるごと救ってくださる。
ローマ12:1–2ではこう言ってるよ:
「自分の体をささげなさい。それがほんとうの礼拝です。心を新しく変えていただきなさい。」
つまり、**体も心もぜんぶ使って神さまに従おう!**ってことなんだ。
【5. まとめ】
まとめるとね――
• 聖書は、人を「霊・魂・体」にわけて教えていないよ。
• 神さまは、人の心も体もぜんぶ大切にして、救ってくださるんだ。
• 「わたしの霊だけが神さまとつながってる!」というのは、あぶない考え方。
• 神さまは、あなたのすべてといっしょに歩んでくださる。
【最後にひとこと】
むずかしい教えにまどわされないでね。
イエスさまを信じているあなたは、心も、体も、まるごと神さまのものです!
Comentarios