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黙示録4~7章講解― 御座におられる神と、屠られた子羊が歴史と救いを完成される ― 前編

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黙示録4~7章講解― 御座におられる神と、屠られた子羊が歴史と救いを完成される ―


黙示録4~7章講解

― 御座におられる神と、屠られた子羊が歴史と救いを完成される ―

 

黙示録は、単に「終末に何が起こるのか」を説明する書ではありません。その中心にあるのは、「歴史を支配しているのは誰か」という問いです。答えは一貫しています。御座におられる神と、屠られた小羊です。

父なる神は永遠にキリストにあってご自身の民を選び、御子は十字架と復活によって贖いと勝利を成し遂げ、御霊は時の中でその民をキリストに結びます。そして神は、竜・獣・偽預言者・バビロン・死が激しく抵抗する歴史の中でもご自身の民を守り、最後には御顔を永遠に仰ぎ見る民として完成してくださいます。黙示録は、1章から22章までを単純な時系列として読むよりも、キリストの初臨から再臨・最後の審判までの同じ救済史を、異なる角度から繰り返し示す「巡回啓示」として読むと、その構造がよく見えてきます。

大きく分けると、

1.1~3章 キリストと七つの教会

2.4~7章 御座・小羊・七つの封印

3.8~11章 七つのラッパ

4.12~14章 女・竜・二匹の獣・小羊

5.15~16章 七つの鉢

6.17~19章 バビロンの滅亡とキリストの勝利

7.20~22章 サタンの敗北・最後の審判・新天新地

となります。


つまり、「キリストの初臨から再臨まで → 終末的完成」というように、同じ歴史を何度も巡回しながら描いているのです。これは「ディスペンセーションが言う教会時代」を意味しているのではありません。十字架・復活・昇天によってすでに開始された終末の時代を、天上・地上、教会・世界、迫害・審判、キリスト・サタンという異なる角度から繰り返し見せているのです。そして巡回するたびに視点は深まり、終末的対立はいっそう鮮明になり、最後には獣、偽預言者、竜、死、よみまでもが完全に滅ぼされ、神の民が新天新地における完成へ導かれます。したがって、黙示録の基本的な動きは単純な「1章 → 2章 → 3章……→22章」という一本道の未来年表ではなく、「初臨 → 現在 → 再臨・審判」という同じ救済史を何度も巡りながら、その意味を次第に深く啓示していく構造なのです。

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