top of page

何から逃げるのか- 1ペテロ5章8節「悪魔と罪の心の関係」

何から逃げるのか- 1ペテロ5章8節「悪魔と罪の心の関係」Artist Name
00:00 / 34:31
以下のリンクからこのメッセージのブログ記事を読むことができます。

何から逃げるのか- 1ペテロ5章8節「悪魔と罪の心の関係」


悪魔と罪の心の関係 

「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえる獅子のように、

だれかを食い尽くそうと探し回っています。」(1ペテロ5:8)

 

 ペテロが描く「悪魔」とは、人間の外にいる実在の霊的存在です。しかし、その攻撃の目標は人の中にある罪の性質――聖書が「肉」と呼ぶ部分です。サタンはキリストと結ばれた者の中には入れませんが、肉を刺激し、信仰を崩すために外側から働きかけます。

「探し回る」とはどういうことか

「あなたがたの敵である悪魔が、ほえる獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。」(1ペテロ5:8)

 

 この「探し回る」という表現を読むと、悪魔が地上を歩き回り、個々の家を訪ねているように思うかもしれません。しかし、ペテロが意図しているのは、世界全体に及ぶ働きです。

 

ギリシア語の「歩く」(περιπατεῖν)は、単なる移動ではなく「生き方」や「支配のあり方」を表す言葉です。

聖書では――

「霊によって歩みなさい」(ガラテヤ5:16)=御霊の導きに従って生きること。

「この世の流れに従って歩んでいた」(エペソ2:2)=神に背く生活。

 

したがって、「悪魔が探し回る」とは、サタンが全世界の中で、自分の支配を拡張するように働くことを意味します。彼は同時的・構造的に働き、個人を順番に訪ねるのではなく、社会の仕組みそのものを通して人を捕らえます。


​お問い合わせはこちらから

© 2035 by by Leap of Faith. Powered and secured by Wix

bottom of page