
ウエストミンスター信仰告白
30章
教会の清さ
神はご自身の民を集め、完成へ導く
30 戒規
第30章:教会の戒規(Church Discipline)
ここでは
なぜ教会は戒規を行うのか
戒めは裁きではなく、回復のため
結合の秩序を守ることが生命線
を扱います。
これは 牧会の刃(sword)と癒し(healing)の両方 です。
ここは 牧会・教会の純粋性・魂の保護 に直結する章です。戒規(教会的な取り扱い)を、裁きではなく「回復のため」 と理解することが核心です。
第30章 教会の戒規(Of Church Censures)
第1節
戒規は、キリストが教会に与えた「治療の務め」である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)主キリストは、教会に、**教会を守り、整えるための鍵の務め(keys)**を授けられた。これには、教えること、戒めること、罪から立ち返らせることが含まれる。
② 一般信徒向け訳(簡明版)戒規は、「罰を与えるため」ではありません。魂を守り、回復させるために、キリストが教会に与えた務めです。
③ 英語原文(1646)The Lord Jesus, as King and Head of His Church,hath therein appointed a government,in the hands of church officers,for the keeping of that Church in obedience.
第2節
戒規は、愛の警告として行われる
① 日本語原文(新翻訳・直訳)教会は、罪が見られたとき、温和と愛をもって戒め、立ち返りを促す。
② 一般信徒向け訳(簡明版)戒規は、「お前は間違っている!」ではなく、「帰ろう。主に戻ろう。」と呼びかける行為です。
③ 英語原文(1646)Admonition and rebuke are to be managed with tenderness and dignity.
第3節
悔い改めを拒む場合、教会は交わりを制限する
① 日本語原文(新翻訳・直訳)もし誰かが、明らかに罪のうちにありながら、悔い改めを拒むなら、教会は、聖餐などの交わりを一時的に停止する。
② 一般信徒向け訳(簡明版)「これ以上そのまま進んだら、あなたの魂が危ない」という時、教会は一時的に食卓(主の晩餐)から離れていただきます。これも 回復のため です。
③ 英語原文(1646)They who are guilty of gross sin may be kept from the Lord’s Table,till they repent.
第4節
頑なに罪を続けるなら、教会は最終的に除名する
① 日本語原文(新翻訳・直訳)悔い改めを長く拒み続け、教会の警告に心を閉ざす場合、教会はその者を交わりから除外する(excommunication)。
② 一般信徒向け訳(簡明版)これは「見捨てる」のではありません。「あなたは救いの外を歩いている」ことを明確にするためです。目的は一つ、最終的に本人がキリストに戻るため。
③ 英語原文(1646)Excommunication is to be used for the reclaiming and gaining of the offender,and for deterring others from like offenses.
第30章の核心まとめ
誤解 | 真理(教会の理解) |
戒規は罰 | 戒規は回復のための神の愛の手段 |
戒規は追い出すこと | 戒規は帰らせるために行う |
戒規は厳しさ | 戒規は魂を守る憐れみ |
交わり制限は侮辱 | 交わり制限は「魂の深刻な危険」のしるし |
最重要一句
戒規とは、キリストが失われつつある羊を取り戻すために、教会に与えた治療の行為である。