
ウエストミンスター信仰告白
28章
洗礼・主の晩餐
神はご自身の民を集め、完成へ導く
27–29 聖礼典
第28章:洗礼(Of Baptism)
ここでは、
洗礼は「神がする」のであって「人の決断」ではない
洗礼は 結合のしるし であり、救いの 原因ではない
幼児洗礼はなぜ聖書的か(約束と契約の継承)
を扱います。
ここは 決心主義と福音の違いを決定的に明らかにする章です。
ここからは 「洗礼」そのものの意味を、結合論(Union with Christ)に基づいて明確化します。
第28章 洗礼(Of Baptism)
第1節
洗礼は「キリストとの結合のしるし」である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)洗礼は、キリストとの結合、再生、罪の赦し、新しいいのちに生きることへの召しを 目に見えるかたちで示す聖礼典である。
② 一般信徒向け訳(簡明版)洗礼は、「自分が神を選んだ証」ではなく、神があなたをキリストと結びつけてくださったというしるしです。
洗礼は、「あなたはキリストに属する者である」と、神が宣言する印です。
③ 英語原文(1646)Baptism is a sacrament of the New Testament,whereby the party baptized is solemnly admitted into the visible Church,and has the benefits of the covenant signified and sealed.
第2節
洗礼は「一度だけ」である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)洗礼は、「キリストとの結合」のしるしであるがゆえに、一度だけ行われる。二度目の洗礼は必要ない。
② 一般信徒向け訳(簡明版)洗礼は「やり直し」ではありません。結合は一度で十分だからです。
③ 英語原文(1646)Baptism is but once to be administered to any person.
第3節
洗礼を受けた者は、キリストの名を負う者となる
① 日本語原文(新翻訳・直訳)洗礼を受けた者は、父と子と聖霊の御名において、主に属する者として印を押される。
② 一般信徒向け訳(簡明版)洗礼とは、「私はキリストのものです」という神の印です。
③ 英語原文(1646)Baptism is to be administered in the name of the Father, and of the Son, and of the Holy Ghost.
第4節
幼児洗礼:契約にある子らへの恵みの印
① 日本語原文(新翻訳・直訳)信仰者とその子どもたちは、神の契約のうちに含まれるため、幼児も洗礼を受けるべきである。
② 一般信徒向け訳(簡明版)子どもは、「信仰が分かるようになるまで、神の外にいる」のではありません。子どもも契約の民です。だから、幼児も洗礼を受けます。
洗礼は、「いつ信じたか」ではなく、神が誰の子として印を押されたかです。
③ 英語原文(1646)The infants of one or both believing parents are to be baptized.
第28章の核心(決心主義との決定的な違い)
決心主義 | 改革派洗礼理解 |
洗礼は「人が信じた結果の宣言」 | 洗礼は 神が結びつけたことの印 |
洗礼は「自分の意思の証明」 | 洗礼は 神が先に働かれた証印 |
幼児洗礼は無意味 | 幼児も 契約のうちにある民 |
最重要一句
洗礼は、人の決断ではなく、神がその人をキリストに結びつけておられることのしるしである。