
ウエストミンスター信仰告白
27章
洗礼・主の晩餐
神はご自身の民を集め、完成へ導く
27–29 聖礼典
第27章:聖礼典(Of the Sacraments)
ここでは、
聖礼典とは「恵みを与える神の手段」である
洗礼と主の晩餐はなぜ必要なのか
なぜ「聖礼典はキリストとの結合を可視化するのか」
を扱います。
結合論の中心区画です。
ここからは キリストとの結合が「目に見えるかたちで示される場所」 に入ります。
第27章 聖礼典(Of the Sacraments)
この章は 洗礼と主の晩餐の「本質」 を語る章です。ここは 儀式ではなく、結合のしるし です。
第1節
聖礼典は「目に見える恵みのしるし」である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)聖礼典は、福音の恵みとキリストとの結合を、目に見えるかたちで示す記号(sign)と証印(seal)である。神ご自身が、選ばれた者に対し、「あなたはキリストに属している」と確証される手段である。
② 一般信徒向け訳(簡明版)洗礼と主の晩餐は、ただの儀式や象徴ではありません。神が、「あなたはキリストのものだ」と目に見えるかたちで教えてくださる恵みのしるしです。
③ 英語原文(1646)Sacraments are holy signs and seals of the covenant of grace,immediately instituted by God,to represent Christ and His benefits,and to confirm our interest in Him.
第2節
聖礼典は、みことばと共にある時に有効に働く
① 日本語原文(新翻訳・直訳)聖礼典は、みことばと分離されてはならず、みことばによって説明され、約束によって意味を持つ。
② 一般信徒向け訳(簡明版)洗礼も主の晩餐も、みことばによって意味が与えられます。だから、説明なしに「とにかくやる」のは間違いです。
③ 英語原文(1646)There is in every sacrament a spiritual relation, or sacramental union,between the sign and the thing signified.
第3節
恵みを与えるのは「儀式そのもの」ではなく、神である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)聖礼典が魂に恵みを与えるのは、儀式に力があるからではなく、聖霊の働きと、キリストの約束による。
② 一般信徒向け訳(簡明版)水やパンやぶどう酒に力があるのではありません。恵みを与えるのは神です。聖礼典は、その恵みを受ける「手」の役割です。
③ 英語原文(1646)The grace which is exhibited in or by the sacraments,is not conferred by any power in them,but by the work of the Holy Spirit.
第27章の核心まとめ
内容 | 意味 |
聖礼典とは | 結合のしるしと証印 |
どのように働くか | みことば + 聖霊の働きによって |
誰が恵みを与えるのか | 儀式ではなく神ご自身 |
何を示すか | 私はキリストに属している という確証 |
最重要一句
聖礼典は、「キリストとの結合」という見えない真理を、 見える形で確かに示す、神の恵みのしるしである。