
ウエストミンスター信仰告白
22章
神の御名を扱う態度
神はご自身の民を集め、完成へ導く
22 正しい誓い・誓約
第22章:正しい誓い・誓約
短い章です。神の御名を扱う態度を定めます。
では 第22章「正しい誓いと誓約(Lawful Oaths and Vows)」 に進みます。ここの核心はひとつ:神の御名は「軽く扱われてはならない」。
これは崇敬(reverence) の教えです。
第22章 正しい誓いと誓約
(Of Lawful Oaths and Vows)
第1節
神のみ名は、真実を証しする場でのみ用いられる
① 日本語原文(新翻訳・直訳)誓いとは、神を証人として呼ぶことである。したがって、誓いは、真実・正義・必要がある場合にだけ行われる。人は、誓いによって神の御名をむやみに、軽々しく、虚偽のために用いてはならない。
② 一般信徒向け訳(簡明版)「神に誓って」と言うことは、神が聞いておられることを前提にする行為です。だから、軽いノリで言ってはいけません。神の御名は真実を語るためだけに使います。
③ 英語原文(1646)A lawful oath is a part of religious worship,wherein, upon just occasion, the person swearing solemnly calls God to witness what he asserts.
第2節
誓う時は、真実を語り、偽りを避ける
① 日本語原文(新翻訳・直訳)誓いにおいては、完全な真実を述べ、欺きや曖昧な表現を避けなければならない。
② 一般信徒向け訳(簡明版)「誓います」と言う時には、ごまかしや嘘は一切許されません。誓いは、神の前でのことだからです。
③ 英語原文(1646)He that sweareth, sweareth in truth, in judgment, and in righteousness.
第3節
誓いは、人にではなく、神に向けてなされる
① 日本語原文(新翻訳・直訳)誓いの本質は、人に向けた約束ではなく、神の御前での責任を引き受けることである。
② 一般信徒向け訳(簡明版)誓う時、「この人のため」ではなく、「神の前で」そのことを行うのです。
③ 英語原文(1646)The name of God only is that by which men ought to swear.
第4節
誓約は、神に対する約束であり、敬虔に守られなければならない
① 日本語原文(新翻訳・直訳)誓約とは、神に自らを捧げる約束である。それは、軽々しく行われてはならず、一旦行ったなら、神への忠実のうちに果たされなければならない。
② 一般信徒向け訳(簡明版)「神の前で約束します」と言ったら、必ず守らなければなりません。誓約は敬虔なものです。
③ 英語原文(1646)A vow is of the like nature with a promissory oath,and is to be made with like religious care, and to be performed with all faithfulness.
第22章の核心まとめ
誤解 | 真理 |
「神に誓って!」は強調の口癖 | 神の御名は、真実を証しするときだけに用いる |
誓いは人に向ける | 誓いと誓約は神に向ける |
守れなければ仕方ない | 誓約は、神の前に果たす責任 |
最重要一句
神の御名は軽んじられるためではなく、崇められるためにある。