
ウエストミンスター信仰告白
15章
方向転換
救いは神が成し遂げ、神が与える
15 悔い改め
第15章:悔い改め(Repentance unto Life)
ここで明確にする:
悔い改めは「反省」ではない
悔い改めは「結合から湧き出る命の方向転換」
“悔い改め → 許される” ではなく“許された者は悔い改める”
では 第15章「悔い改め(Repentance unto Life)」 に進みます。
ここは 決定的 です。悔い改めは「反省」でも「自分を責めること」でもなく、キリストとの結合から湧き出る“命の向き”の転換 です。
第15章 いのちに至る悔い改め(Of Repentance unto Life)
第1節
悔い改めは、神が与える恵みである
① 日本語原文(新翻訳・直訳)いのちに至る悔い改めは、福音の恵みであり、神が罪人の心に与えられるものである。悔い改めは、単なる罪の悲しみではなく、罪を憎み、神に立ち返る心の動きである。
② 一般信徒向け訳(簡明版)悔い改めは、自分の力で「がんばって後悔」することではありません。神が心に働かれ、罪から離れ、神に向き直ることです。悔い改めは、神がくださる 恵みです。
③ 英語原文(1646)Repentance unto life is an evangelical grace,whereby a sinner, out of a true sense of his sin, and apprehension of the mercy of God in Christ,does with grief and hatred of his sin turn from it unto God.
第2節
悔い改めは、罪を真実に憎み、神に向かう心である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)悔い改める者は、罪が神に対するものであることを理解し、その罪を悲しみ、罪を捨て、神に立ち返ろうとする望みを持つ。
② 一般信徒向け訳(簡明版)悔い改めとは、「罪をやめなきゃ」ではなく、「この罪は 神を傷つけるものだ」と知り、神へ向き直ることです。
③ 英語原文(1646)He turns from all his sin unto God,purposing and endeavoring to walk with Him in all the ways of His commandments.
第3節
悔い改めは、救いの条件ではない
① 日本語原文(新翻訳・直訳)悔い改めは、義認の条件でも原因でもない。しかし、悔い改めは、義認された者の生活に必ず現れる実である。
② 一般信徒向け訳(簡明版)人は「悔い改めるから許される」のではありません。すでにキリストによって赦された人が、悔い改めるのです。悔い改めは、救われた人に 必ず生まれる実です。
③ 英語原文(1646)Although repentance be not to be rested in, as any satisfaction for sin…yet it is of such necessity to all sinners, that none may expect pardon without it.
第4節
悔い改めは一度ではなく、生涯続く
① 日本語原文(新翻訳・直訳)悔い改めは、一度の行為ではなく、生涯を通して続く歩みである。
② 一般信徒向け訳(簡明版)悔い改めは、クリスチャンになったとき一度だけではありません。神に向き続ける歩み全体が、悔い改めです。
③ 英語原文(1646)Repentance is to be continued through the whole course of our lives.
第15章の核心まとめ
誤解(人間中心) | 真理(神中心・結合論) |
「悔い改めれば、赦される」 | 赦された者は、悔い改める |
悔い改め = 反省・自己嫌悪 | 悔い改め = 神への向き直し |
悔い改めは救いの条件 | 悔い改めは救いの実 |
最重要一句(この章はこれで全て整理できる)
悔い改めは、キリストとの結合から湧き出る「心の方向転換」である。
つまり —結合 → 再生 → 信仰 → 義認 → 子とされる → 聖化 → 悔い改めが続く
悔い改めは、救いに“入る手段”ではなく、救いの中を歩む息そのもの。