
ウエストミンスター信仰告白
13章
内側が造り変えられる
救いは神が成し遂げ、神が与える
13 聖化
第13章:「聖化」
(ここは「聖化 = 人間の努力」ではなく、「聖化 = 結合から流れる命の成長」であることを明確化する部分です。)
では 第13章「聖化(Sanctification)」 に進みます。
特にここは、「聖化=努力して良い人になること」ではないという点を、はっきりと 整理します。
改革派神学では、聖化は常に 「結合から流れ出る命の成長」 です。
第13章 聖化(Of Sanctification)
第1節
聖化はキリストとの結合から流れ出る神の働きである
① 日本語原文(新翻訳・直訳)聖化とは、神が、義認され、子とされた者のうちに働き、全人(思い・感情・意志・体)の性質を徐々に清め、罪への支配を弱め、神に従う力を強める恵みである。これは、キリストとの結合から流れ出るものであり 、聖霊によって、みことば・祈り・礼拝・交わりなどを通して行われる。
② 一般信徒向け訳(簡明版)聖化とは、救われたあとに、神がその人を変え続ける働きです。それは人の努力が原因ではなく、キリストと結ばれていることから生まれる力です。神は、時間をかけて、罪を弱くし、神を愛する心を強くされます。
③ 英語原文(1646)They, who are once effectually called and regenerated,having a new heart and a new spirit created in them,are further sanctified, really and personally,through the virtue of Christ’s death and resurrection,by His Word and Spirit dwelling in them.
第2節
聖化は進行するが、不完全である
① 日本語原文(新翻訳・直訳)この聖化は、生涯を通して進むものであり、人の中には、新しい性質と、古い罪の性質が共に存在する。そのため、信者は、絶えず戦いを経験する。しかし、新しい性質(霊の命)が必ず勝利する。
② 一般信徒向け訳(簡明版)信者の中には、新しい心と、古い罪の心が両方あります。だから、信者は 罪と戦うことになります。しかし、キリストと結ばれているので、新しい命が必ず勝つのです。
③ 英語原文(1646)In which war, although the remaining corruption for a time may much prevail,yet, through the continual supply of strength from the sanctifying Spirit of Christ,the regenerate part doth overcome.
第3節
聖化は必ず前に進む
① 日本語原文(新翻訳・直訳)聖化は、しばしば緩やかであり、時に前進と後退があるように見えるが、全体としては、必ず進歩し、完成へと向かう。
② 一般信徒向け訳(簡明版)聖化は、一気に変わるのではなく、少しずつ進みます。時には弱さに負けるように見えても、神は 信者を必ず成長させ続けられます。
③ 英語原文(1646)This sanctification is throughout, but in this life is not perfect;yet it grows up to perfection.
第13章の核心(明確に整理)
誤解(人間中心) | 真理(神中心 / 結合論) |
聖化 = よい人になる努力 | 聖化 = キリストの命が現れていく過程 |
聖化は信者が頑張って成し遂げるもの | 聖化は神が行うもの(人は従う) |
罪に勝つのは人の意志の力 | 罪に勝つのは結合から流れる復活の命の力 |
最重要一句:
聖化は、結合から生まれる「生きて働く命」であり、努力ではなく、神の御霊の力である。